毎月17日の昼食に提供している赤飯ですが、10月17日は栗赤飯を提供しました。
焼鮭とさつま汁、べったら漬けと共に提供しました。
栗はブナ科クリ属の落葉樹になる果実の総称で、世界中に数多くの品種があります。
大きく分けると日本栗、中国栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗があります。
中でも日本栗は自生する芝栗を改良したもので、粒の大きさは一番大きいそうです。
栗の旬は初夏に栗の花が咲き、秋に実り、品種にもよりますが8月中旬頃から収穫が始まり、おおむね9月から10月が旬と言えるようです。
栗拾いに行くと、よく小さな穴が開いた栗を見かけますが、中に白い虫が入っています。
白い虫を防ぐため、一般的には防虫剤を用いたり、収穫した栗を薫蒸したりされています。
このような処理をしているので、市場に流通している栗ではあまり虫入りを見かけなくなりました。
しかし野菜と同じく、無農薬、無薫蒸の物とでは味的に犠牲になっている部分もあるようです。
栗はバランスよく栄養成分を含んでおり、中でもビタミンB1が多く含まれています。
ビタミンB1はチアミンという酵素で、糖質やアミノ酸の代謝を促してくれます。
疲労回復に効果的な栄養素です。
カリウムも豊富に含まれており、カリウムはナトリウムを排出する働きがあります。
高血圧やむくみに効果があります。
渋皮にはポリフェノールの一種のタンニンが多く含まれています。
タンニンの抗酸化作用により老化防止やガンの予防に効果があります。
渋皮煮などで沢山摂取する事が出来ます。
意外に多く含まれているのがビタミンCです。
通常ビタミンCは加熱に弱いですが、栗の場合は、デンプン質に包まれている為、熱に強く効率的に摂取できます。
余談ですが、我が家では先日さつま芋ご飯を食べました。
旬のものはとても美味しいです。
患者様、入所者様、利用者様にも季節を感じる食事を提供していきたいなと改めて思いました。
らんか