先日の昼食がきつねうどんでした。
汁を入れていない写真ですみません...。
「きつねうどん」とは一般的に、油抜きした油揚げを砂糖やみりん、しょうゆを用いて甘辛く煮て、それをうどんにのせたものです。
(そばにのせたものがきつねそばですね)
油揚げがきつねの好物とされていることや、油揚げがきつねのうずくまる姿に似ているため、油揚げを「きつね」と称するようになったそうです。
発祥は諸説あるようですが、明治時代に大阪の寿司屋で奉公していた宇佐美要太郎氏がうどん屋「松葉屋本舗」を開店した時に、寿司屋の経験を生かし、いなり寿司用の甘辛く煮た油揚げをうどんと別皿で出していたことから始まったのだそうです。
最初は別皿の油揚げでしたが、これをそのままうどんに入れて食べるお客さんが多く、「おいしい」と評判になって「きつねうどん」が誕生したそうです。
(配膳の都合上、栄養課が提供するきつねうどんは写真の通り、油揚げなどの具を別皿に入れています。)
「きつね」といえば「たぬき」、一般的には揚げ玉入りのうどんやそばのことです。
そばやうどんの具のことを意味する「たね」や天ぷらの「たね」を抜いた「たね抜き」が「たぬき」となったと言われていたり、衣の割に中身が小さいかき揚げが「たぬき」と呼ばれていたため、という説があるそうです。
明治時代になると、揚げ玉だけがのっているそばを「たぬきそば」というようになり、後に揚げ玉をのせたうどんを「たぬきうどん」と呼ぶようになったようです。
余談ですが7月2日が「うどんの日」だそうです。
栄養課ではきつねうどんの他に、かき揚げうどん、肉うどん、天ぷらうどん、ざるうどんなどを提供しています。
これからも「きつね」と「たぬき」美味しく食べたいです。
らんか